ORANGE WOLF SUSKIT 開発ストーリー

E46 M3用をベースに全く同じ仕様で
まずは組み込みしていただきました

実はこの開発は、以前に市販のSACHS車高調キット(RS-1)を着けていただいたアルピナE46モデルの方が当社のデモカーにお乗りいただき、その完成度の高さゆえの強いご要望があってスタートしました。E46M3モデルが完成し、この素晴らしいダンパーを他のモデルにも取り入れていきたいという考えがありましたので、このチャンスはすごく嬉しいものでした。お客様から 「車を提供するので是非ともORANGE WOLF サスキットに変更して欲しい!」の熱望をいただき、まず第一に木下選手にお話したところ、「良いじゃないですか~是非ともやりましょう!」と快諾をいただきました。アネブルさんからも「是非ともバリエーションを増やしていきたいです!」と快いお返事があり、まずはM3モデルを流用しての暫定モデルを作っていただきました。
その時のバネレートもM3と同じフロント8kg、リア10kgで組んでもらい、E46 M3と全く同じ仕様としました。

M3以外のE46 6気筒専用モデルとしての
仕様変更がスタートしました

製品が完成し木下選手とアネブル蘇武さんに一緒にストリートで乗ってもらいましたが、ものの10分程度で帰って来られました!
「え?もう?」と驚く私に、木下選手が「ハイ、変更点は蘇武さんにもう伝えました。」とおっしゃるのです。これが木下選手の凄さなんです。“人間センサー”と呼ばれている方だけに、一瞬で車の各部がわかってしまう。まさに驚きです。

【木下選手の考える変更点とは】
E46 M3 用は苦肉の策でフロントにピロマウントを使いましたが、「今後は純正のゴムマウントで作っていきたい」という考えから今回の開発もゴムマウント仕様にしたところ、「悪路になった時、ピロに合わせたダンパーの減衰力の強さがゴムを変形させていますね。」と我々レベルでは全くわからないような細かなデメリットも木下選手ならではの鋭い観察力から指摘されました。そして「M3モデル以外は乗り心地も考慮しもう少し減衰ボリュームを下げましょう!」という結論に達しました。

アルピナを目指し、アルピナを超える

今回の開発車両がアルピナでしたので、「アルピナを目指しアルピナを超えましょう!」という木下選手の言葉に痺れました。
さらに痺れたのが、「Mモデルではないですし、装着ダンパーが減衰調整式なんですから、徹底的に一般道での乗り心地を重視しアルピナを凌ぐ高級感を追求し、減衰を締め上げればアルピナのスポーツ性をも超越してしまうような製品にしていきましょう」という木下選手の言葉でした。ほとんどの車高調キットは、買った当初は強いところで皆さん使われているのですが、半年もするとかなり弱いところで使っていらっしゃる方が大多数です。しかし弱めると製品の性能はスポイルされてしまうので、「失敗した」と思われる方が大勢いらっしゃいますし、私自身も数々の製品を自らのクルマに装着してきましたが結果として皆さんと同じ思いをしてきました。M3モデル完成時にも感動したように「これはまたM3モデルをも凌ぐような凄いものができそうだ」と確信しました。

減衰&ガス圧を見直して、ストリートでは驚きの
高級感ながらサーキットまでも!

開発スタート時は前述のように、富士スピードウェイ本コースと外周路を走っていただき、純正ゴムマウントに対する減衰見直しへのアドバイスを受け、アネブルさんにて減衰とガス圧ボリュームの変更を実施しました。その現場には私も立ち会い、一部終始を見させていただきました。
次なる2回目のテストでは浜松のストリートで同乗し、「街乗りでは、まだアルピナの乗り心地にはほど遠いので、さらなる減衰のボリュームダウンが必要ですね。」と言われましたので、その旨を私がアネブルさんに伝えました。
そこでさらに減衰を見直し、3回目のテストのため、できあがった製品を装着し、片道5時間をかけ木下選手の住まいである長野へ向かい、確認していただきました。減衰力最弱でのストリート走行では「すごいどっしり感と、まったり感と、高級感が出ましたね!」と満足そうな笑みで評価していただき、「本題のワインディング走行も試しましょう!」ということで木下選手の指示のもと段階を追って減衰を強めながら最強までの全てのポジションを試していただいたところ、「減衰を弱めればまさにアルピナの高級感、減衰を締め上げればアルピナのスポーツ性能をも凌ぐ、素晴らしい製品ができましたね!」と自信満々にコメントをいただきました。
仕上げは確認と取材を兼ね富士スピードウェイの本コースで行われましたが、「これはもう“車高調キット”なんて安っぽい言葉で表現したくないくらい、凄いものができましたね!こんなサスキット、どこにもありませんよ!どんな方でも、どこでも使ってもらえるスペシャルキットが完成しましたね!」と大絶賛をしていただきました。

【CONCEPT】

1.E46M3と比較しストリートでのさらなる「快適性」
2.一般道&ワインディングでの「ハンドリング性能」
3.減衰力を締め上げても乗り心地を損なわない「追従性」
4.タイヤサイズに左右されない「減衰特性」
などなど、ユーザーさんが求めるポイントを実現するために開発を進めてきました。
その結果が今回のスペック発表です。

【IMPRESSION】

減衰力を最も弱い状態にしても十分なストローク感があり快適です。突き上げもなく吸い付くように路面を捉えます。
また締め上げて使いたいユーザーさんのためにも、フルハードでもストリートで十分快適に使えるよう開発。もちろんサーキットでも十分なポテンシャルを発揮することも確認済みです。
ユーザーさんの気持ちを考えて開発した今回のオレンジウルフE46 6気筒用は皆様が求める「快適性」「車高バランス」「性能」「安全」すべてを兼ね備えることができました。



オレンジウルフサスキット開発ストーリー

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